【遊戯王マスターデュエル】格安デッキの考察【昆虫族編】
初めに
はじめまして、征竜全盛期付近でやめていた男です。
マスターデュエルが始まってからちまちまと続けていたところ、ようやくデッキ作りの仕方が分かってきたので、備忘録として記事っていきたいと思います。
デッキ
■モンスター
G戦隊 シャインブラック
増殖するG
寄生虫パラノイド
電子光虫-コクーンデンサ
灰流うらら
ゴキポール
トランシケーダ
応戦するG
怪粉壊獣ガダーラ
■魔法
死者蘇生
アリの増殖
貪欲な壺
ダウンビート
G・ボールパーク
手札断殺
墓穴の指名者
■罠
メタバ―ス
■EXデッキ
瑚之龍
B・F-突撃のヴォウジェ
スクラップ・デーモン
灼銀の機竜
No.20 蟻岩土ブリリアント
幻影騎士団ブレイクソード
No.70 デッドリー・シン
幻獣機ドラゴサック
天霆號アーゼウス
甲虫装機 ピコファレーナ
虫忍 ハガクレミノ
熾天蝶
こんな感じです。
格安という割にはURが多いかもしれませんが、必須級の汎用カードは持っている(持つべき)という考えで採用しています。
EXデッキについては、カスタマイズ性が高いので所持カードと相談って感じなので、強さを捨てればより安くできます。
逆に、EXを贅沢にすれば強くもなる!(はず)
デッキ説明
基本はゴキブリ戦法です。
フィールド魔法の効果で、「G戦隊 シャインブラック」か「ゴキポール」を落として殴る。
「G戦隊 シャインブラック」なら場に3体並ぶので、直接攻撃が決まれば6,000点!
「ゴキポール」は、「G戦隊 シャインブラック」を手札に加えれば、攻撃力2,000点以上のモンスターを破壊しつつ展開できる一手になります。
「G・ボールパーク」の効果で、「ゴキポール」を落とす場合は基本的に「G戦隊 シャインブラック」一択ですが、「応戦するG」を手札に加えて次に備えることも可能です。
「G戦隊 シャインブラック」を展開した後は、メインフェイズ2でリンク召喚を行います。
「甲虫装機 ピコファレーナ」を出し、②の効果で「G戦隊 シャインブラック」や「ゴキポール」をデッキに仕込み直して再度「G・ボールパーク」で展開できるようにします。
また、EXデッキのカードが墓地にあればそちらも戻します。
除外されなければ「甲虫装機 ピコファレーナ」でループ可能です。
余談ですが、①の効果も優秀です。
「応戦するG」や「ゴキポール」、「寄生虫パラノイド」を装備カードとすれば、装備モンスターをリンクやシンクロするだけで効果を発動させれらます。
※「ゴキポール」は1ターン1回制限あるので注意
「応戦するG」の効果では、「寄生虫パラノイド」か「増殖するG」を持ってきます。
「寄生虫パラノイド」だと相手のモンスター1体の攻撃を止められるのが強い。(場に虫モンスターいること前提)
「甲虫装機 ピコファレーナ」での用事が済めば、「熾天蝶」を場に出してエンドです。
③の効果は相手ターン中に発動できるので、除去や攻撃宣言時に「トランシケーダ」や「応戦するG」を蘇生して粘ります。
「トランシケーダ」は特殊召喚時にトークンを出すので、なかなかいい壁になってくれます。
相手のターンを凌ぎきったら、もう一度同じようなことをしてビートをしていく感じになります。
必須カード(UR、SR)
※最低は欲しい枚数です。
甲虫装機 ピコファレーナ 2枚
熾天蝶 1枚
準必須
灰流うらら 2枚
増殖するG 2枚
墓穴の指名者 2枚
テラ・フォーミング 1枚
メタバ―ス 1枚
代用カードについて
まずは代用カードについて。
メインデッキはほとんど代用できるカードはありません。
デッキの方針を変えるレベルになるので、要考察になってきます。
「電子光虫-コクーンデンサ」は「電子光虫-ウェブソルダー」でもいいかもしれません。一長一短で、手札消費の少ない「電子光虫-コクーンデンサ」にしています。
後は強いて言うなら、「怪粉壊獣ガダーラ」(R)を「粘糸破獣クモグス」(SR)に変えるだとか、「ダウンビート」(R)を「羽化」(R)に変えるとかですかね。
前者は攻守の高低が違いで、「怪粉壊獣ガダーラ」の方が攻撃力が高いので、こっちの方がこのデッキには合いそう。
後者は、やっぱりデッキの内容が変わってくるので代用ではないですね。
レアリティも変わらないし。
一方で、EXデッキは代用し放題です。
基本的にシンクロは☆6、☆7、☆9辺りが欲しいです。
※チューナは☆3のみで、他のモンスターは基本、☆3、☆4です。
☆6は「トランシケーダ」のトークンをうまく処理できなかった時用に、昆虫族の「B・F-突撃のヴォウジェ」を1枚採用しておいて、他は自由枠です。
「瑚之龍」は汎用性高めなので作っておいていい気もします。
☆7は2枠程欲しいです。
自分は良い☆7シンクロを持っていなかったので「スクラップ・デスデーモン」ですが、持ってる強いシンクロがいればそっちで間違いないです。
「氷結界の龍 グングニール」、「ナチュル・ランドオルス」、「妖精竜 エンシェント」、「月華竜 ブラック・ローズ」、「シューディング・ライザー・ドラゴン」辺りですかね。
☆9は1枠でよさそうです。
「瑚之龍」が生き残ると一気に出やすくなるんですが、基本的には☆9が出せる盤面は少ないです。
ただ、このデッキは勝ちをもぎ取る力がとても弱いので、出せる盤面で出せるようにしておきたいです。
「灼銀の機竜」でも十分いいと思いますが、やっぱり古き良き「氷結界の龍 トリシューラ」や「ミスト・ウォーム」辺りが筆頭でしょうか?
稀に☆5や☆8が欲しくなりますが、シンクロ、X、リンクと贅沢しているのでかつかつです。
続いてX。
ランク3は「電子光虫-コクーンデンサ」(Xのみ)と「トランシケーダ」のトークンが昆虫族限定のため、昆虫族のカードが1枚は必要です。
自分は「No.20 蟻岩土ブリリアント」にしていますが、レガシーパックで出る「No.3 地獄蝉王ローカスト・キング」のがいいです。(はよ出ろ)
デッキのコンセプト上、「G戦隊 シャインブラック」が並ぶので、ランク4は必須です。
また、同じく性質上、メイン2でエクシーズすることが多くなるため、それに適したモンスターが好ましいです。
500ジェムで確定入手可能なホープが強さと安さが程よい気がします。
他のランクは手持ちのカードと相談してください。
「幻獣機ドラゴサック」と「天霆號アーゼウス」は完全に持っているから入れただけです。
特に「幻獣機ドラゴサック」は出ないと言っても過言ではありません。
この枠をシンクロやリンクに回した方が有意義な気がします。
リンク。
前述の通り、「甲虫装機 ピコファレーナ」2枚と「熾天蝶」は必須です。
ただ、「熾天蝶」については考察不足なだけで、他のリンクに着地した方がいい可能性はあります。
リンクはまだまだ勉強不足なので・・・。
ただ、使えるリンクは軒並みUR、SRなので、持っているカードでいいのを採用してください。
デッキの現状評価
まずいえることは、環境デッキには大事故or誘発が綺麗に決まる以外勝ち目はないです。
なので、一段以上レベルが低い環境の話をしますが、それでも厳しい部類に入ります。
現状、先攻の強い動きがなく、「G・ボールパーク」が除去されたり、「甲虫装機 ピコファレーナ」が除外されたりすることに耐性がなさすぎます。
また、「G・ボールパーク」以外で1枚で展開できるカードがありません。
その「G・ボールパーク」もこちらからの攻撃or相手の攻撃待ちとなるため、メインフェイズ1が使えない点が少し遅いです。
「G・ボールパーク」で展開できたとしても、エースが不在のため、相手のエース形成をひっくり返されやすいです。
除去手段が乏しく、除去はほとんど「ゴキポール」に頼っている現状で、この除去にも「G戦隊 シャインブラック」を使わないといけないのが問題です。
「甲虫装機 ピコファレーナ」の効果で「甲虫装機 ピコファレーナ」、「熾天蝶」、「G戦隊 シャインブラック」をデッキに戻してループさせる展開になりやすいのですが、「G・ボールパーク」で除去をするには「ゴキポール」もデッキに仕込まなければならいため、除去かループが間に合わなくなります。
以上の評価をまとめると以下となります。
・「G・ボールパーク」が無いと弱い
・「甲虫装機 ピコファレーナ」を除外されると弱い
・初動カードがない
・除去手段が乏しい
デッキの考察
"「G・ボールパーク」が無いと弱い"については、それが軸なのである程度仕方がないのですが、1本軸とするにはあまりにも脆すぎるので、2軸以上とするのが好ましいと思います。
これは、"除去手段が乏しい"以外には全て通じる点ですね。
しかし、昆虫テーマの電子光虫やB・FはEXデッキからの特殊召喚を昆虫族にする縛りを設ける効果が多く、EXデッキに入れられる昆虫族のパワーが低いため、総じて微妙です。
唯一、インゼクターがそれらより頭一つ抜けているように思えますが、インゼクターはレアリティが高いのでカード効果すらまともに読んでません。(引退前に何度か対戦しているので強い印象はあります。)
とまぁ、2軸にはならなさそうですが、1つ面白いカードを見つけました。
またゴキブリです。
その名も「超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG」!
「G・ボールパーク」で「G戦隊 シャインブラック」を3枚展開し、メインフェイズ2にリンクやシンクロで墓地へ送り1枚選択して特殊召喚。
その後「甲虫装機 ピコファレーナ」で「G戦隊 シャインブラック」をデッキに戻すというのが本筋ですが、「増殖するG」を手札から捨てまくるなどして条件をそろえたり、「寄生虫パラノイド」の効果で特殊召喚したりすることも一考です。
一番魅力的に感じる点が、「応戦するG」の3枚装備です。
「応戦するG」の③の効果はターン1制限がないので「超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG」を2体並べてエクシーズとかできれば手札が3枚増えるよ!(あってるよね?)
問題は、同名カードを墓地に3枚揃える手段です。
ちょっとお高いですが、「ギャラクシー・ワーム」が一番適していそうです。
「電子光虫-スカラジエータ」を出せて初動の弱さも補えるのでより良いです。
SOLOでお勉強したであろう、「電子光虫-スカラジエータ」はモンスター効果を無効にして守備にするという強力な誘発効果持ちです。
昆虫族・光属性というエグイ条件がなければ昆虫族はもう少し強かったんでしょうけど・・・。
時点で、「共振虫」でしょうか。
肝心の除外方法は、「デビルドーザー」や「ジャイアントワーム」、「ライヤー・ワイヤー」や「封印の黄金櫃」でしょうか。
「ライヤー・ワイヤー」は、なぜ昆虫族指定があるのに1体のみで、なぜ除外じゃないのか。(インフレを感じる)
しかも、墓地肥やしを必要としているのに墓地を減らすという矛盾を抱えています。
「封印の黄金櫃」は単純に値段が高い。汎用とは言いづらいし・・・。
除外を採用するなら「虚空海竜リヴァイエール」や「武神姫-アマテラス」で再利用するというのは面白そうです。(お値段が高くなりますが・・・EXの格安化は無理;;)
しかし、昆虫族以外のランク3Xは気軽には出来ないので「虚空海竜リヴァイエール」を使う前提の組み立ては難しそうです。
ついでに、「甲虫装機 ピコファレーナ」が昆虫族という条件を持っているので、リンクにも使えません。Xを無理やりリンクするなら「虫忍 ハガクレミノ」を経由する必要が出てきます。
「ゴキポール」や「トランシケーダ」が条件なし☆3なので、「虚空海竜リヴァイエール」を使いたいなら「クレーンクレーン」が入りそうですね。
「デビルドーザー」がレベル8なので、「超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG」と合わせてXできそうですが、墓地効果がかぶっているので厳しい?(後、SRな点も厳しい)
どちらかというと「共振虫」を採用する場合は、「甲虫装機 ピコファレーナ」で装備させて②の効果を発動させる「超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG」サーチカードになりそうですね・・・。
けど、「武神姫-アマテラス」で「増殖するG」や「寄生虫パラノイド」の手札誘発を手札に回収できるのはなかなか面白い動きの様に感じます。
それなら「灰流うらら」を除外してぇ・・・。
「灼銀の機竜」で除外・・・っと話が昆虫族からそれだしましたね。
やはり墓地肥やしとして融通が利きやすいのは、「暗黒界の取引」とかになるのかな?
ただ、こういうのは相手にメリットがあって、こっちは手札を1枚損している形になるので何とも言い難いですね。(しかも高い)
「手札断殺」で妥協しちゃっています。(安いし)
相手の手札が1枚以下だと使えないデメリットがありますが、手札誘発を抱えている相手に使えたり、「甲虫装機 ピコファレーナ」のコストとして使えたりするので、思っているほど腐りはしません。
後、「ゴキポール」の効果がちゃんと発動する点もいいです。
他のいいカードについては、ちょっと分かんないですね。
まぁ、今回の考察で確信したことが1つあります。
"昆虫テーマで格安するなら「G・ボールパーク」と心中しろ!"ってことです。
最後に
まだまだ満足いく出来にはなっていないですが、"格安"という点では、完成に近い状態の様に思います。
ゲーム内資産をあまり使わずにデッキを作って遊びたいという点ではそこそこ優秀だと思うので、参考になればなと思います。
何かアドバイスや意見などあればコメントしてください。
こちらからの最後の意見としては、「最後の考察でお高い話をしましたが、昆虫族テーマにURとかSRを大量生産しない方がいいですよ。」ということです。
きっとうまくやったとしても環境デッキにはてんで敵いません。
以上です。バイバイ。